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◆◇【葵】初公開！三代陸奥在銘『肥前国住陸奥守忠吉』互の目丁子乱れ刃を見事に焼き上げた生ぶ茎傑作刀 江戸時代金具付き名作拵え入◇◆

商品詳細

個人様よりお預かりの一振りを現況代理出品させて頂きます。


陸奥守忠吉は、名を橋本新三郎といい、寛永十四年（１６３７年）に近江大掾忠広の長男として生まれ、万治三年（１６６０年）十月に陸奥大掾を受領、翌年の寛文元年（１６６１年）八月に陸奥守に転任、父近江大掾忠広より7年早く、貞享三年（１６８６年）一月に50歳で没したため、ほとんど父の代作に従事していたものと考えられる。したがって、長命であった祖父や父と比べて三代忠吉自身の作は少ないが、出来の優れた作品が多く、地鉄の精緻や地刃の冴えにおいては初代を凌駕するといわれており、価格に於いても、初代忠吉よりも高く評価されている。


本作、地肌は板目肌で刃文は互の目丁子刃を見事に焼き上げており、小沸付き、小足入り、刃中湯走り砂流しに芋蔓交り金筋入る等豊富な働きが見受けられ、刃明るく冴える生ぶ茎の傑作刀となっております。

江戸時代金具付きの見事な拵え入りとなっております。

経年に伴う小錆が切先付近に見受けられますが、研磨で簡単に解消出来るレベルであり、その他、目視の限りハギレ/刃こぼれ/膨れ等はなく現状のままで鑑賞頂けるものかと存じます。

どうぞこの機会にご検討頂ければと存じます。

宜しくお願い申し上げます。


【御刀概要】
造り：鎬造り(庵棟)
地肌：板目流れ肌
刃文：互の目丁子刃
帽子：掃き掛け心となり棟よりに竪く返る
ハバキ：素銅地金着一重
茎：生ぶ横鑢


【拵え】
鞘・・・黒塗磨地
鍔・・・木瓜形鉄磨地鵜匠図高彫象嵌色絵赤銅覆輪耳
縁頭・・・『奈良利光』赤銅磨地樹枝に鳥図高彫象嵌色絵
目貫・・・赤銅地樹枝に鳥図象嵌色絵


元 幅：約３．１０ｃｍ
元重ね：約０．７０ｃｍ
先 幅：約２．００ｃｍ
先重ね：約０．４０ｃｍ
刀身重さ：４８１ｇ


鎬造り・・・日本刀の造り込みの一。刃と峰との中間よりやや峰よりに鎬をつけたもの

砂流し・・・焼入れの際、刃中に現れる沸の働きの一つ。刃に沿って沸が線 状に連なる様を、河原の水辺の砂が流されて描かれた模様に例えてこのように呼ぶ

湯走り・・・ 日本刀の沸で、凝ってしずくのような斑点になっているもの

足・・・刃文に現われる働きのひとつ。刃縁から刃先に向けて沸や匂いが線状に連らなる模様

金筋・・・刀の刃の鍛目に添って，特に強い光を発する沸の長い曲線

埼玉県より交付された銃砲刀剣類登録証が付いております。
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